ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

陸上自衛隊からミサイル資料流出

▽ 陸上自衛隊:ミサイル資料流出 再発防止報告後に - 毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060512k0000m040171000c.html

▽ また「Share」経由の情報流出,陸上自衛隊からミサイル資料 - ITPro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060512/237706/

2002年に亡くなられた陸自隊員が使用していたPCに、遺族がShareをインストール、使用してウイルス感染、流出。

内部教育用資料とはいえ、機密情報を組織外に持ち出した時点で情報漏洩していると言えるが、
自衛隊組織の特性上、そもそも従来より一般企業以上の情報統制が実現されていて然るべきと思うが、
実際はそうではなかったと言うべきか。

着眼点を変えれば、ご遺族は2002年以降メンテナンスされていないPCにShareを導入、使用していた
可能性が指摘できる。Shareによる情報漏洩もさることながら、そもそも当該PCは脆弱性満載の状態で
使用されていたのだろう。

政府が策定を進めている「セキュア・ジャパン2006」(案)でも述べられているが、個人を対象とした
情報セキュリティ教育の強化推進が今後さらに求められている。最終的には各利用者の
情報セキュリティに関する意識向上が必要なのは言うまでもない。

▽ 「セキュア・ジャパン2006」(案)に関する意見の募集 - 内閣官房情報セキュリティセンター
http://www.bits.go.jp/active/kihon/sj2006.html

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