ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

Linux KVM with libvirt(3)

KVM設定関連の続き.

ブリッジインタフェイス設定も含め,とりあえずKVMホスト側の設定は終わったので,いよいよVM作成.
作業は基本的にvirt-managerでオペレーションできる.

もちろん,コンソールやssh経由でvirshコマンド駆使してもいいのだろうけど.
緊急時はコンソールでvirsh使うことになるのだろう.

とりあえず今回はvirt-managerでオペレーション.ガイドに従って必要事項を設定していくだけ.
まずは仮想マシン名など設定.


OSインストールに使うISOイメージの指定.

今回は事前にsv1:/var/lib/libvirt/images配下にISOイメージを配置しておき,それを指定した.

加えて,OS種別やらバージョンやら指定.あまり意味はないと思うけど,QEMU側で何か最適化するのか?


で,メモリとCPUコア数を指定.


割り当てるディスクイメージサイズを指定.


ネットワークインタフェイスは,KVMホストのbr0に接続するので,そのあたりの指定.


で,しみじみ仮想マシン用のイメージが作成され,


sshトンネル経由で仮想マシンのコンソールが立ち上がる.この基盤はVNCが使われている.


あとは,通常のOSインストールと同じ.


ただ,VMでのdefaultネットワークインタフェイスはRealtek 8029(NE2000互換).これは後で変更.

もしくは,事前に(KVMホストの)/var/lib/libvirt/images配下に,NICもカスタマイズしたVMイメージを作成しといてもよい.
# たぶん,そちらの方が楽w

で,インストール後(VMを)再起動すると,しみじみOSが立ち上がる.


あとは,virt-manager側で仮想マシン構成見直し.ネットワークインタフェイスをIntel e1000(GbE)互換に変更.

当然,VM上のOS側でも設定を変える.OS側で自動認識するならいいけどw

そんなこんなで,無事仮想マシンが稼働.virt-managerでモニタリングもされてるw


KVMホストに複数のネットワークインタフェイスを実装して,内部的に生成する複数ブリッジに(物理的な)ネットワークインタフェイスをアタッチすれば,用途によりKVMホストから出て行く物理経路を制御できる.
複数ネットワーク上のサーバクラスタをすべて仮想マシン群に収容することもできるワケでw

で,ブリッジ経由でVMをIP reachableに出来るってことは,Open vSwitchあたりにVMをぶら下げることも出来るワケでw

その前に,共有ストレージを整備しないといけないけど.

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