ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

10TBボリューム

調達した1.5TB HDD×8本でRAIDを組み,10TBボリュームを作ってみた.
とあるデータを継続的に収集しており,その保存,作業用として使用して
いるのだが,日々結構なデータ量がたまるので.

とはいえ,1年前に10TBのストレージ作ろうと思えば,HDD調達だけで20万円は
必要だったようなので,そう思えば構築費は約半額になったとも言える.

▽ ようやく1TBのHDDが2万円を割りました - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080329_1tb_hdd/

ま,そんなこんなで,まずRAIDを組む.
今回は以前から使用していたハードウエアRAIDカード(3ware 9550SX-8LP)を流用.
すべてのSATAポートにSeagate ST31500341ASをぶら下げてRAID5で1ボリューム作成.


1本分(表示では1.36TB)がパリティ用に取られるので,都合7本で1ボリューム作成.
1.36TB × 7 で 9.52TB.表示上の丸め誤差があるので,ま,約10TBのボリューム.

そして,そのままFreeBSD 7.1-RELEASE (amd64)を導入.
ちなみに,システムブートには80GB SATA HDDを使用.
つまり,RAIDボリュームは純然たるデータボリュームとして使用する.

FreeBSDのインストール時には何も考えず,fdiskで普通に認識されたda0デバイスに,
生成可能な最大パーティションを作成する.
# FreeBSDでは,ハードウエアRAID上のボリュームはSCSIドライブと認識
# される場合が多い.

その後も,とにかくインストーラのDisklabel Editorで作業を進め,OS導入.

で,インストール後のOSブート.
とりあえず3ware RAIDカード自体は「twa0」として認識.


RAIDボリュームは「da0」と認識され,カーネルでは10TB HDDと認識されている.


で,fdiskで目一杯確保したパーティションは,見事1.6TB(苦笑).
というか,MBR(Master Boot Record)の仕様なのだが.


ということで,さっくりMBRを捨てる(笑).
GPT(GUID Partition Table)で,da0ごと再構成.

FreeBSDの場合,gptコマンドでgpt関連の操作が可能.
とりあえず,da0のパーティション現状を確認.
見事にうしろ8TB超が使用されていない(苦笑).


gpt create を実行.-fオプション付きなので既存MBRも含めて上書きw


引き続き,gpt add を実行.
ボリューム全体を1パーティションとするため,特にオプションなしで実行.
gpt show で確認すると,約10TBのパーティションがUFS2として作成されていた.


ここまでくれば,あとは普通にnewfsをかける.
ちなみにsuperblockがだらだら表示されるのだが,約6,700行出力されたw


で,マウント.dfで確認.約10TBのボリューム完成.


あとはfstabの編集など適当にどうぞ(笑).

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