ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

Linux KVM with libvirt(1)

Debian GNU/Linux 6.0.4 squeeze使って,Linux KVM(Kernel-based Virtual Machine)環境の構築.
あとは,Virtual Machine Managerとしてlibvirtdやら何やら入れてみた.

構成はこんな感じ.ま,検証なのでw

sv1〜sv4は当然ながらIntel VT対応なCPUを実装.
大雑把には,sv1〜sv4上で仮想マシン(VM)を稼働させ,virt-managerから管理する感じ.
ま,ありがち(苦笑).

とりあえずVMを動作させるためのホスト(KVMホスト)を構築.
図のsv1〜sv4に相当する部分.

まず,ベースとなる環境を構築.参考はこちら
# JDKは要らないけどw

で,引き続き次のコマンド投入.
# aptitude -y install qemu-kvm
# aptitude -y install libvirt-bin
# aptitude -y install virtinst

あと,libvirtグループと(必要ないかも知れないが)kvmグループに,メンテナとなるユーザ(この例ではhoge)を追加.
# adduser hoge libvirt
# adduser hoge kvm


で,(一応)rebootして確認.まずはカーネルモジュールにkvmが組み込まれているか.
# lsmod | grep kvm
kvm_intel 38178 0
kvm 215155 1 kvm_intel


あと,libvirtdが起動しているか.
# ps -ef | grep libvirtd
root ... /usr/sbin/libvirtd -d

これで一応KVMホストの構築はおしまいw

次に,virt-manager用のDebian GNU/Linuxをインストール.

負荷もそんなにかからないだろうから,今回はVMware Player上に導入.

virt-managerを動作させるためにはXが必要なので,この環境での初期導入パッケージ群は,
・Graphical desktop environment
・Standard system utilities

を導入.Xは当然としてGNOME 2.30.2なども併せて導入されたw

起動後,rootで次のコマンド投入w
aptitude -y install virt-manager
aptitude -y install ssh-askpass
aptitude -y install ssh-askpass-gnome

で,基本的におしまいw

ちなみに,aptitude install virt-managerで導入されたモノはこんな感じ.


ってことで,おもむろにvirt-manager起動.
$ virt-manager

ちなみにrootで起動するとKVMホストとのコネクションが張れなかったw

あとは,virt-manager使って(管理対象の)KVMホストを登録.

ちなみに,/etc/hostsにKVMホストを登録したので,ここではホスト名で登録.
無論,DNSにFQDNを登録しても同じ話w

ssh-askpassあたりが接続先のrootパスワードを聞いてくるので入力.


これを繰り返すと,めでたくvirt-managerにKVMホストを追加できましたよ,と.

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