ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

久々にPCを組んでみた

既存資産(ケース、電源とDVDドライブ)を生かして、中身は総取り替え。
ほぼ半日仕事。正直な感想は「めんどくさい(笑)」。
うーん、昔は楽しかったのになー。

自作歴はi486の頃から。486DX2だったかなぁ。
Microsoft Windows 3.1 が出て、Windowsアプリなら機種依存なく動くようになり、
IBM互換機に移行。そこからの自作人生。
# それまでは98互換機のEPSON PC-386シリーズを使ってた。

確かISAバス終焉の頃で、ISAに無理矢理MCAコネクタ付けてVLバス
(VESA Local Bus)とかが流行だったような。GPU(当時はアクセラレータチップ)
作ってたS3全盛の頃だったっけ。今はS3もなくなってしまったけど。
"諸行無常の響きあり"って感じですねぇ。

それからPentium(無印〜IIあたり)と、途中AMD Duron 600MHzとかで組んでた
けど、ここ数年、ホワイトボックスに限らず完成品がほんとに安くなってきたので、
特別な理由がない限りPCを組むことが少なくなる。
つまり、自作するコストメリットが無くなった。

考えてみたら、PCもほぼコモディティ化したように思う。
さっきみたDELL Dimensionの再安モデルは、15インチ液晶モニタがついて約6万円。
モニタレスにできれば4万円台あたりか。もちろん、世界規模での調達で成しえる
コストダウンあってのことだろうけど、それにしても安い。

また、どのメーカーのPCを買おうと、中身や出来ることは基本的に同じ。
一般ビジネス用途であれば、どれを調達しようと機能的には恐らく問題はない。
# 保守どーする、とかの管理側の問題くらい?

言い古されているが、いよいよPC時代の終焉なのかもしれない。
とは言っても、物理的にPCが無くなるワケではないと思うが、CD-ROMからWindows
導入して、ワープロ・表計算導入して・・・というモデルが終焉するという意味。
つまり「fatなPC」の終焉。再びPCはただの端末に戻る。

もちろん最低限のOSは必要だろうけど、ネットにさえつながり、Web基盤の
サービスが使えれば、やりたいことはそこで完結するモデル。
Googleはもちろんマイクロソフトも早くからそのことに気づいている。
# Webという枠に収まらないかもしれないが・・・。

Sunが「The Network is The Computer」と言っていたり、Netscape全盛時代の
ブラウザさえあれば大丈夫、というコンセプトがやっと実現するのかもしれない。

さて、じゃあなぜ今頃自作なのか?それは「予算費目」の問題。
つまり「備品」に該当する機器調達が出来なかったためでして。
早い話、備品費目のお金がなかったのですが(苦笑)。

パラダイムシフトに制度が追いつくには、まだ時間がかかりそうです。
# 単純に予算振り分けておけばよい、というツッコミは無しで(苦笑)。

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