ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

10GbE評価機

とあるvendorさんにお願いして、10Gigabit Ethernetモジュールを実装した
評価機を貸して頂いた。
10GbEはIEEE 802.3aeで標準化されている、(理論上)10Gbit/sの帯域を持つ
Ethernet規格。

日本法人のご担当な方にも結構無理していただいたようで、USを4月7日に出荷し、
そして、国内販社を経由して借り受け。


目的は、某社内LAN再構築時に備え、既設マルチモードファイバで10GBASE-SRが
どこまで通るかを実証するため。

なので、10GBASE-SRのモジュールを対向で借り受け。
メーカー型番「X2-10GB-SR」。


vendorサイトによると、以下のGI型光ファイバで各々の伝送距離が得られるらしく。
(a)波長λ=850nm(短波長)、コア/クラッド径=50/125μm、モード帯域=400MHz/kmで66m
(b)波長λ=850nm(短波長)、コア/クラッド径=50/125μm、モード帯域=500MHz/kmで82m
(c)波長λ=850nm(短波長)、コア/クラッド径=50/125μm、モード帯域=2000MHz/kmで300m

現在主に使用しているのは、上記(a)もしくは(b)なので、実は10GBASE-SRでは
距離的に結構きつい。しかし、10GBASE-LRモジュールはべらぼうに高いので、
とりあえず10GBASE-SRでリンクアップする部分については、SRで行こうと。
それを判断するための実証実験用として借り受け。

あと、10GBASE-LRのモジュールを対向で借り受け。
メーカー型番「X2-10GB-LR」。


10GBASE-SRでリンクアップしなかったところに関してはSMFで行こうかと。
ケーブルだけでもシングルモード入れておいたのが、ここにきて生きてきた(泣)。
# 某先生の判断は正しかったと言える(苦笑)。

でも、GbEの時もそうだったんだけど、1000BASE-LXモジュールって高かったんだよねw。
できるだけ短波長で済めばいいのだけど。モジュールも(比較的)安いし。

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