ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

NEC UNIVERGE IX2005

以前少し書いた,Ethernet over IPでL2VPNを構築するために調達.
拠点間をつなぐので,当然対向で2台.


EtherIP(RFC3378)でタグVLAN(IEEE 802.1q)を通したいワケだが,
拠点間に挟まる網は,某社の地域IP網だったりする.
ただ,網側でVPNを構成しているので,EtherIPを通すことが出来れば,
一応接続性は確保できるかな,と.
# たぶん,これで何を使っているか分かる人は分かるw.

一応,網側でセキュリティ的な担保がされているとはいえ,IPsecで
secure tunnelを作っておくのが筋なのだろうけど.

ちなみにこれ,CPUはFreescale MPC8247.

PowerQUICC IIシリーズとなるMPC8247は,PowerPC603eコアに10/100Base-T MACや
USB 2.0インタフェイスを組み込んだもの.
FreescaleはMotorolaから半導体部門がスピンオフして設立された会社.

ちなみに,PowerPC603eといえば,Macintosh Performa 6420あたり.
# 6420はPowerPC 603e 200MHzだけど.
WiiといいXBOX360といい,PowerPCは組み込み用途になってしまったなぁ.

あと,カタログには「ハードウエアIPsecエンジン」と書かれているこれも実装.
SafeNetのSafeXcel 1741.

DES,3DES,AESをサポートしたIPsecハードウエアアクセラレータらしく.

いずれにせよ,同等機能をサポートしたC社製品なら数十万かかるのだろうな,と.
そう考えれば,コストパフォーマンスはいい感じだと思われる.

あとは,ファームウエアイメージをWebで公開してください(苦笑).
# 代理店経由は面倒w.

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