ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

単純労働の担い手


先日の出張で,関東方面のホテルに宿泊した時,部屋に置かれていた「お部屋係」の表記.
ホテルによっては半ば常識化しつつあるのかもしれないが,そこには外国人名の記載が.
# 外国人だからどうこう,という意味ではありません.念のため.

大学進学率が50%を超え,かつ学力格差も顕著な現状で,すべての大学新卒が知識労働に従事できるワケではない.
新設大学も雨後の竹の子のごとく増加し,自律的に行動できない「大学卒」が量産され始めた10年以上前から,容易に想像できたことだ.
一方で,一見,知識労働に見えても,やってる中身は(実は)単純労働ってこともあるけどw
# 特に,日本のIT業界とか(泣).

とはいえ,知識労働に従事できない層も,単純労働でも職を得られる可能性は残されていたと思う.本人の希望に沿わないものだとしても.
# それでもここ数年は本当に厳しいが・・・

だが,それもいよいよ終焉の時を迎えるのかもしれない.
現実に,単純労働の担い手は(まだ一部かもしれないが)外国人になりつつある現状を目の当たりにする.

近所の縫製工場では大陸系の方々が雇用され,出張時に訪れるマクドや餃子の王将でも,大陸系,東南アジア系の店員さんに応対されることも珍しくない.
喩えるなら,USにおけるヒスパニックな方々のポジションに近いのかもしれない.

日本人の担い手がいないから,外国人が雇用されるのか,その逆なのかは分からないが,いずれにせよ,外国人労働者が不可欠な存在になりつつある分野も存在する事実がそこにある.
たとえ単純労働市場だとしても,学力,モチベーションとも十分ではない大学卒が,モチベーションの高い外国人労働者に競り勝てるかと問われれば,どちらが弾き飛ばされるのかは明らか.

市場における貨幣流通量の差からくる結果的な円高が続けば,円貨で稼ぐことの意義(利益)も増えるし.

さーて,そんな状況のなか,どんなモチベーションを持つ方々を送り出すことが出来るのか.その戦略や如何に(泣).

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