ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

拓本展

地元の新聞でかようなイベントを知り,早速見学に行ってみた.


地元紙によれば,徳島県職員として防災行政に30年以上携われた方が,1993年から最近まで取られた地震,津波に関する石碑の拓本42本を展示,とある.

そのうちの1つがこちら.宝永4年(1707年)の津波に関する石碑拓本.

約300年前のものが,風化せずこんなに綺麗に残っているの?と思ってよく見ると,1999年に再建立されたもの.

こちらは宝永地震による津波犠牲者の塚拓本(一部).

宝永地震とはいえ,建立されたのは安政3年(1856年).
折しも,安政元年(嘉永7年,1854年)に安政東海,安政南海地震の発生後であるため,これらの記述の方が多い.

こちらも宝永地震に関する石碑拓本だが,ほとんど読めない.普通はこれくらい風化するんだろう.


こちらも宝永地震に関する石碑拓本.石碑建立は安政3年(1856年)らしい.


綺麗に現存しているのだが,漢文勉強しなきゃw


これらは昭和南海地震に関する石碑拓本.建立も昭和24年(1949年)なので,文字も明瞭.



石碑を元に何かを取得しようと思えば,確実なものはやはり昭和南海地震に関する史実で,
遡るとしても(判読可能なものという意味で)安政期(1854〜)に建立されたものくらいか.

具体的には諸々の参考文献をあたるのが良さそうだ.

しかしながら,地域とマッピングされた情報と捉えた場合,非常に資料的価値が高いと思う.
非常に勉強になった.

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