ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

Linux KVM with libvirt(4)

これまで以下の経緯をたどり,
Debian GNU/Linux 6.0.4 squeeze
Linux KVM with libvirt(1)
Linux KVM with libvirt(2)
Linux KVM with libvirt(3)
Sheepdogを入れ始めていたのだが,躓いたので最初からやりなおしw

とりあえず構成としてはこんな感じ.


早速,kvmsv1〜kvmsv4にDebian(squeeze)を導入.


基本的な流れは以前と同じなのだが,パーティションの切り方を変更.


ただ,/dev/sda6(/work)のmount optionにuser_xattrを指定しておく.
もちろん,Debianインストール後に/etc/fstabを書き換えてもよいw

つまり,1パーティションで構成したら面倒かな,と思ったので,念のためパーティションを分けた.
rootボリューム(/)もuser_xattrでmountできるなら,1パーティションでいいのかも知れないけどw

初期導入のパッケージ群はこんな感じ.やはり最低限しか入れないw


そしてOSインストール終了.再起動後,次のパッケージ群を導入した.
aptitude -y update
aptitude -y install gcc make
aptitude -y install emacs23-nox
aptitude -y install default-jdk

今回の環境ではJDKは不要だけど,とりあえず導入.Emacsは趣味に応じてw

続いてこちら.
aptitude -y install libglib2.0-dev
aptitude -y install qemu-kvm
aptitude -y install libvirt-bin
aptitude -y install virtinst


あと,libvirtグループと(必要ないかも知れないが)kvmグループに,メンテナとなるユーザ(この例ではhoge)を追加.
# adduser hoge libvirt
# adduser hoge kvm


あとはkvmモジュールが組み込まれているか確認.
# lsmod | grep kvm
kvm_intel 38178 0
kvm 215155 1 kvm_intel


あと,libvirtdが起動しているか.
# ps aux | grep libvirtd
root ... /usr/sbin/libvirtd -d


これで一応KVMとlibvirtdの導入は完了.
virt-manager側は以前と同じ手順で問題なし.

で,virt-manager起動して,管理対象のKVMホスト追加.


ちなみに,あるKVMホストの状態はこんな感じ.


defaultの仮想ネットワーク(というかブリッジvirbr0)が作成されている.

作成されたVMはvirbr0に接続されて,DHCPでIPを割り当てられ,NAT経由でKVMホスト外へ出て行く.

defaultストレージは/var/lib/libvirt/images

OSインストールに使うISOイメージ等はここに置くとよい.

ネットワークインタフェイス管理はvirt-manager経由ではサポートされていないようだ.

KVMホスト側のネットワークインタフェイスをいじるには,直接/etc/network/interfacesを編集すればいいけど.

ということで,今回は以下の作業を実施.
・各KVMホスト側のdefault仮想ネットワーク(virbr0)削除
・各KVMホスト側でブリッジインタフェイス(br0)作成

とりあえず,ここまで再構築終了w

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