ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

甘いよ、それ。

主宰するゼミの飲み会での一コマ。

「ゼミ厳しい?」という質問に対して「厳しい(というか、内容が難しい)」というお答え。
いやまぁ、厳しいというか、確かに易しくはない内容だとは思うよ。いきなり通信ゲームだもの(苦笑)。

でもね、ソケット通信の部分はブラックボックスにしてるし、君たちに「組んで」と言ったのは
純粋な思考ロジックの部分だよん。別にTCP/IPの知識も必要ないし、単に論理的思考が必要なだけ。
命題を解決するために、どんな機能を作り込めばいいのか整理すればいい。
あきらめず、じっくり"時間をかけて"やれば必ず出来るんですけど。

「自分で調べるのが面倒」って、いつまで幼稚園児みたいなこと言うてんの。
分からんことは自分の手で調べて、自分の頭で考えるから、自分の血肉になるんやで。
雛鳥みたいに口をパクパクしててエサ入れてくれる思ってたら大間違い。
自分でエサ取る(問題解決する)方法を覚えていかな、一人で生きていかれへんよ。

君たちの問題は、勉強ができる/できないの問題じゃない。
「あきらめが早い」ことと「人任せ」なこと。つまり、物事に対する「姿勢」の問題。
これから君はゼミで何を勉強したい?という問いに対して、「それは僕が考えること?」って・・・

そりゃ、いろんな選択肢を示すのは僕の仕事。もちろん、一緒に考えることもね。
でも、君らは自分が勉強したいことまで人に決めてもらわな何もできないの?
じゃあ、僕が示した事をあやつり人形のように勉強するの?そんな学生生活、おもろいか?

ちゅうか、何にしても人任せ。勉強内容も人任せ。自分の人生の選択も人任せ?
その結果、選択が失敗だったとしても自分のせいじゃない、と言いたいのか?

だとしたら、甘いよ、それ。

今、君らが持ってるのは「自分の人生を、自分で選択できる自由」。
あまりしがらみのない今だからこそ、努力次第でほとんどの目標に近づくことができる。
でも、そのためには自分で力をつけなきゃいけない。

また、今置かれている環境で、いろんなコンプレックスを持っていることも理解できる。
でも、そのコンプレックスは自分で乗り越えていかないといけない。
そのためには、泣きながらでも自分に力をつけるしかない。

やればできる。やらないだけ。

早くそのことに気づいて欲しい、と願う今日この頃なのでありました。

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