ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

博士号の価値

学位を取って早いもので半年が過ぎる。
もちろん取るまではそれなりに大変だったけど、取ってしまうと
"こんなもんかいな…"と思わなくもない。

うーん、何が変わったんだろう。仕事は増えたけど(泣)。
当然ながら、学位をとっても人間急に変わるわけではない。
あ、名刺の頭に「博士(工学)」という文字列はついた(笑)。
確かに「よくがんばったね」という証しではあるのだろう。
課程博士だから学費3年払ったし(苦笑)。

しかし、研究者としてやっていくなら(工学系は特に)学位は持ってて当然という
風潮がある。「すごいね」じゃなくて「あたりまえ」。
すなわち、やっとスタートラインに立てたに過ぎない。

学位を取ったとき「これで君も研究者の仲間入り」と言われた。
研究者としてやっていくためのパスポート、とも。

もちろんそれはそれで正しいのだろう。
でも、学位を持ってるだけなら掃いて捨てるほどいる。
つまり、スガシカオの言葉じゃないけど「僕ぐらいの才能はどこにでもいる」。

うーん、実は半年経った今でも、未だに学位を取ったという実感がない。
きっとそれは「博士」という肩書きに見合った"仕事(研究)"をしていないからだろう。
もちろん博士は博士。しかし、その博士号の価値を高めるも落とすも自分次第。

心から自分のことを「博士」と思えるようになるには、まだまだ修行が必要だよ。

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