ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

大晦日

とりあえず今年も終わり.
「一年の計は元旦にあり」と言うが,個人的な感覚は,やはり大晦日が一年の総括日.

時期的なこともあるのだが,一番憂うことは学生諸氏に対する(個人的な)想い.
彼らを見ていて思うのは,物事を知らなすぎる,ということ.

ワークスアプリケーションズの牧野政幸氏は言う.
「学生って恐ろしく無知だな,と」
http://www.youtube.com/watch?v=aRt9_s0SrnY

彼の論旨(の一部)は,下記の通り.

・今の景気の変動は,今までの価値観が崩れ,今まで強かった企業が崩壊し始め,日本が強かった事実も崩壊し始め,資格など全く崩壊している
・今,どんな資格持っていても5年後に食っていける資格なんてない
・沈みかかっている船で一等船客に逃げている感じ
・どこに逃げたところで沈没する
・泳ぐ力を身につけなければならない時に,どこが最後まで沈まないか選んでも,もう沈んでるんだからw

まったくその通りだと思う.ただ,これは時代に関係なく普遍的な部分も含まれると思うけど.
いずれにせよ,いつの時代でも,自分で泳げる力を磨くことは必要.

ただ,上記のレベルで議論できる学生諸氏は,まだマシ.
悲観的なことは,もっと基礎的な部分で「何も知らない」学生諸氏も存在する,ということ.

それは基礎学力とか社会人基礎力などと言われている部分.
物事を理解するためには,対象を理解できるための基礎学力,基礎知識が必要.
しかし,それを持つ学生は少ない.

そりゃ,大局的な理解も困難だし,大局的な判断も難しいのは当たり前.
よって,局所的かつ近視眼的な判断に陥り,場当たり的な対応に終始する(場合が多い).
戦略的に物事を考え,遂行しなければ,数を打っても当たらないw

「知らない」ことを知らないことは残酷なこと.恐らく救いようがない.
「知らない」ことを知っているならば,それはまだ自分を向上させる可能性が残されている.

改善は,まず「気づく」ことから始まるのだから.

ま,今の自分に対しても言えることだし,昔の自分がそんな仰々しい人間でも無かったんですけどね・・・orz
自分のことも頑張らなきゃダメダメです・・・

あとは,Googleのこんな動画を貼り付けてみたり.
Zeitgeist 2010: Year in Review

www.youtube.com

とりあえず,そんな感じで2010年終了w

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