最後はいつも現場

連日というか，常時報道されている原子力発電所インシデントを見ていて思ったこと．それは，とある映画の

　「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」

という台詞．

もちろん，現在のインシデント対応で会議室側もヘロヘロだと思う．だから，批判するつもりは毛頭ない．
ただ，緊急時は指揮命令系統も，そしてその指示も当てにならない場合が多い．

おまけに「事故対策統合本部」なんてモノもできて，船頭も増えた・・・
恐らく現場は，詳細な報告が求められ，そして一般論の域を出ない指示しか出ていないと（勝手に）想像する．

そして，最後に判断を丸投げされるのはいつも現場．リスクを背負うのも現場．しかし，最後の砦となるのも現場．
会議室は，せめて現場の支障とならないよう，兵站も含め，万全な後方支援をしてほしいと願う．