ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

Bill Gates氏引退におもふ

ちょっと古いネタだが、既にご承知の通り、Bill Gates氏がMicrosoft経営の第一線から手を引くとのこと。

▽ ビル・ゲイツ氏引退、慈善家へ - ITMedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/16/news015.html

なお「チーフソフトウエアアーキテクト」職は、既に後任のRay Ozzie氏に委ねられている、とのこと。
Bill Gates氏は2008年6月までに徐々にフェードアウトしていくのだろう。

Microsoftに好印象を抱いていない筆者だが、さすがに感慨深いものを感じる。
今後Microsoftがどうなるのかは分からないが、また一つの時代が終焉しつつあると思う。
過去、IBMからMicrosoftに業界の覇権が移ったように、今度はMicrosoftから(Googleなどに)
覇権が移っていくのだろう。業界の栄枯盛衰を感じずにはいられない。

確かに今我々は「アプリケーション」としてのWord、Excelがなければ業務遂行が困難な場合が多い。
しかし、これらと同等の機能が「サービス」として提供されれば、アプリケーション形態にこだわる
必要はない。もちろん、そのサービス品質が高く、軽快に動作することが重要だが。
いずれにせよ、「アプリケーション」から「サービス」への流れは大きくなりそうだ。

また、Google Earthのように、アプリケーションと言えども、インターネット上のバックエンドサーバとの
連携を前提とした設計が主流になっていくのだろう。リアルタイムに最新データをバックエンドから
供給されながら、アプリケーションは自らの振る舞いを変化させ、さらにアプリケーションで生成された
データは、バックエンドにフィードバックされる。

もちろん、今までもこのようなアプリケーション形態は存在したが、それは利用者が明示的に指示する
必要があったように思う。それが利用者に(アプリケーションとバックエンドサーバとの)連携を
意識させることなく非同期に実現できることは、システム設計におけるパラダイムの変化が
到来しつつあることを感じさせる。

一つの流れとして、数年前から「Webアプリケーション」への流れは存在していたが、
単なるWebアプリにとどまらず「アプリケーションとバックエンド間の緊密な連携」も、
考え方としてはアリなのかな、と。

ふと思った。これって、「ネットワークゲーム」とかで実現されてるやんか・・・
こういう設計の考え方って、なんかのアプリケーションに応用できへんのかなぁ・・・
(最後はなんか独り言状態だなぁ(苦笑))

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