ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

ソフトバンクモバイル契約業務停止に思ふ

▽ ソフトバンクの携帯契約、また停止…総務省聴取へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061029it04.htm

前日に契約業務を全面停止した後、29日午前にいったん再開したが、
契約者が殺到し、正午すぎに契約変更の受け付けを再停止した。
顧客情報システムの準備不足が原因と見られ・・・


とのこと。

直接的な原因は、システムが大量のトランザクションに耐えきれなかったんだろうけど、
「新料金プラン」の報道発表と社内発表が同日行われるという、奇をてらった
発表形態にも問題があったのでは、と思う。どう考えても、準備不足な気が・・・
報道発表されたときの、現場のタメ息が目に浮かぶ(泣)。

経営トップ(や部門トップ)の机上での戦略決定って、(ほとんどの場合)現場の
現状なんて把握していないから、結局帳尻合わせをするのは現場の涙ぐましい努力
(やサービス残業)だったりする。

もちろん、最大限に発表効果を上げるため、奇をてらうこともあるだろう。
それが経営戦略だと言われればそれもそうかと思う。
しかし、サービス運営に機械モノ(システム)が絡んでいる以上、可能な限りの
準備期間は必要不可欠。システムダウンすると、そちらの損害の方がシャレに
ならない場合が多いので。

とりあえず今日は平日なので、契約業務は平常通り動いているらしい。
一般的に考えて、そんなに負荷もかからないだろうから。

しかし、次の波が想定できる三連休(11/3〜5)に向け、

契約変更の希望が再び増える可能性がある11月3〜5日の3連休に備えて
システム増強を急ぐ。


らしい(泣)。

システム管理者(担当者)は、きっと連休迎えるまで(もしくは連休終わるまで)、
帰れない日々が続くんだろうな・・・。
経営層の無謀な戦略で起こった尻ぬぐいって、結局現場がするんだよね(泣)。
報道では簡単に「システム増強を急ぐ」と言うが、そんな簡単に処理性能が
スケールすれば苦労しない(泣)。

がんばれ、システム管理者(と、システム納入業者のSEさん)。
将来少しでも報われることを祈らずにはいられない(泣)。

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