私学を取り巻く近況

既に各方面で報道されているが、私学業界にて以下の出来事があった。

▽ 大学受験料：割引導入の大学増加、早大も参入 - 毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061117k0000e040077000c.html

▽ 慶応大と共立薬科大、合併へ　０８年４月めどに - asahi.com
http://www.asahi.com/life/update/1120/016.html

受験料は割り引かれるわ、合併はされるわで、いよいよ戦国時代の様相を呈してきた。
いずれにせよ、体力があるうちに手を打ち、志願者減少を食い止めようとしているのだろう。

受験生の減少は受験料収入の減少に直結する。
しかし、受験料の割引も受験料収入の減少に直結する。
将来を見据えた受験料の割引で、受験生の減少にどの程度歯止めをかけられるかが
判断のしどころなのだろう。

合併に関しても、合併されるに値する、すなわち相互補完が可能な大学同士なら
合併効果もあるのだろう。
が、それに値しない規模や内容の大学は、独自に生き残りの道を模索しなければ
ならない。
恐らくそういう大学は淘汰されていくのかもしれないが・・・。