LOOP_BACK_DETECTED
某所でのトラブル。
Catalyst 2970配下に接続されているCentreCOM GS924GTで、ポート同士を
直結される悪戯が発生。
GS924GTは、某教室でのノートPC接続用情報コンセントを集線しているスイッチ。
この情報コンセント同士を、近くに落ちていたツイストペアケーブルで直結され、
結果ループが発生。
上位のCatalystがループを検出して、GS924GTを収容しているポートをerr-disableで落とし、
結果として当該教室からのインターネットアクセスが出来なくなる、という結末。
このときの(GS924GT上位の)Catalystでのログがこれ。(interface名は改変)
# show logging
10:00:05: %ETHCNTR-3-LOOP_BACK_DETECTED: Loop-back detected on GigabitEthernet0/1.
10:00:05: %PM-4-ERR_DISABLE: loopback error detected on Gi0/1, putting Gi0/1 in err-disable state
10:00:06: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/1, changed state to down
対処としては、GS924GTでのループ結線を解消して、Catalyst上の当該I/F
(この場合ならGi0/1)をshutdown ==> no shutdown。
まあCatalystは優秀、というか、きちんとkeepalive効いてるのね、と。
ちなみに、ループ状態を物理的に解消しなくても、当該I/Fでno keepaliveコマンドを
発行すれば、一時的にerr-disableによるインタフェイス遮断は解消されるみたい。
もちろん、問題の根本解決ではないが。
問題はGS924GT。
導入時点からバカL2スイッチってのは分かってたけど、下手にMDI/MDI-X自動認識などが
付いているため、ストレートケーブルでもループ結線が出来てしまう。
# GbEの仕様上、MDI/MDI-X自動認識が実装されているのかもしれないが。
人間の誤操作に対応できず問題を悪化させるくらいなら、下手に賢くない方がマシ。
まさにお節介の典型例だなぁ、と思ったり。
いずれにせよ、やはりスパツリは重要と再認識。
次回の導入では、可能な限りバカL2スイッチの適用はやめようと固く心に誓った。
・・・のだが、予算の都合で使わざるを得ないんだろうな(泣)。