ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

Windows Vista セットアップ(その3)

利用者環境ではギガビットEthernetなんて当たり前な世の中なのに、
我々の業界、実はシリアル通信が使えないとお仕事にならない事が多い。
ネットワーク機器なんて、まずはシリアル繋いで初期設定なんてことがざらなので。
# ちなみに、Web経由で初期設定なんて面倒で仕方がない。
# CLI(Command Line Interface)の方が効率が良いと思う今日この頃。

普段はリモートメンテナンス可能な機器も、Ethernetインタフェイスごと落ちると
結局現場に出向いてシリアル挿して・・・ってのが最終手段。

しかし、昨今のノートPCにはシリアルポートなんて標準で実装されていないので、
何らかの方法でシリアル付けてやんなきゃいけない。

ってことで、今まで使っていたのがこれ、IOデータの「USB-RSAQ3」。


これに、Cisco使いなら見慣れている水色のコンソールケーブル(通称きしめん)を
繋いで機器にアクセス、ってのが常套手段。


で、とりあえず設定の終わったVistaマシンに導入すべくIOデータのサイトからドライバを
落としてこようかと思ったら、Vista用USB-RSAQ3ドライバがない(泣)。

仕方ないので、手動でWinXP用ドライバをインストールしてみる。
すると多少のワーニングは出たものの、デバイスマネージャ上でめでたく
拡張COMポートとして認識。
で、ついでに憶えやすさ優先で、COMポート番号をCOM1へ変更。

実働テストを兼ねて、手近なCiscoスイッチにTera Term Pro使ってつないでみる。
接続パラメータはもちろん9600bps、N81、フロー制御なし(つまりデフォルト)。

結果はめでたく成功。これで管理者業務もVistaマシンへ移行(泣)。

どうもUSB-RSAQ3、今の段階でVista正式サポートされていないってことは、
今後のVistaサポート怪しげなので、今後の為にもVistaサポートされている同類の
変換アダプタ探してみた。

・プラネックスコミュニケーションズ URS-03(税込4,179円)
 こちらもドライバは(XPドライバを?)手動インストールする必要があるみたいだが、
 明示的にVista対応を表明している。

・ELECOM UC-SGT(税込6,279円)
 こちらは明示的にVista用ドライバが用意されている。但し、製品シリアル番号末尾が
 "D"以降のモノしか使えないようだ。
 どこかのサイトでは使用チップが変わったとの解説があった。

ちなみに、組込機器開発系な方は、USB-シリアル変換ケーブルよりもPCMCIAの
シリアルアダプタを好まれる傾向のようだ。

Quatech SSP-100とか、Adtek System ScienceのAXP-SI01あたりが
定番なのだろうか?
PCMCIAでのCOM実装だと、Windows標準のシリアルドライバで認識してくれそう
なので嬉しいのかなぁ。

ま、所詮僕らは9.6Kbps出れば問題ないのでUSBで十分(苦笑)。

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