ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

千の風

諸事情で午後遅くの出発となったが、高専時代の恩師宅へ弔問へ。
今更ながらだが、学位記を遺影に見せつつ学位取得と現状を直接ご報告。
遺影のお顔は、相変わらず朗らかだった。

聞けば数年前から悪性腫瘍を患っておられたらしい。
しかし、闘病よりも共生することを選択され、その意向に沿った医療を受けて
いたとのこと。また、それを身内以外の誰にも話していなかったらしい。
先生らしいと思った。

腫瘍発見の数年前から最後の1週間前まで、ご自宅で過ごされたらしい。
頂いた先生のご略歴を見ると60代半ばだった。
先生、まだ若いよ・・・(泣)。

ご自宅にお伺いし名前を名乗ったとき、すぐにフルネームで聞き返され、びっくりした。
ご遺族の方から「彼はいつも頑張っている」と言ってましたと聞かされた時、泣いた。
出来の悪い学生だったのに、気にかけて頂いてたんだなぁと。
改めて先生のご厚情を知った。

今の自分はあらゆる意味で、まだ未熟。
先生の偉大さには到底及ばない。研究者としても人間としても。
でも、いつか先生を超える人間になれるよう頑張りたい。
# 他にも超えなきゃいけない人だらけだけど(笑)。

先生、本当にありがとうございました。

スポンサーリンク