ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

SDN Japan 2016 #2

そんなこんなで2日目.コーヒーのみつつ阪大K先生の軽快なプレゼンを拝聴.いつもながら内容が濃く,かつ,本当に面白い.プレゼンスタイルも含め,いつも参考にさせて頂いていたりする.

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で,いろいろ話を聞いたあとでONIE対応OSのセッションに参加.

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Open Network Linux は(この時点で)まだ実装が十分ではない部分があるとか,OcNOSは従来のネットワーク機器(恐らくCisco IOS)に近い操作性があるとかの話を聞いてみたり.ちなみに操作性の観点で各OSを整理すると,次のような並びになるようだ.


※従来型ネットワーク機器に近い

  • OcNOS
  • PicOS
  • Open Switch
  • Switch Light OS
  • Cumulus Linux

※Linuxに近い


OcNOSの源流となるZebOSはGnu Zebraなので,Cisco IOSに近い操作性であることは容易に想像できる.Zebraもそうだったし.

Zebra - GNU Project - Free Software Foundation (FSF)

ちなみにZebraってなに?って場合は,Zebraからforkされたquaggaをご覧になればよいかも.

www.nongnu.org

個人的には,Open Network Linux頑張れって感じなのだが,手にIOSオペレーションが染みついているのもあり難しいところ.ただ,スイッチのオペレーションなりコンフィグレーションがREST APIを叩く形になっていくのであれば,Linux的振る舞いを前面に出してくれる方が,結局分かりやすいかも.

API叩くなら,完成されたネットワークOSよりLinux的振る舞いの方が,何かあった時,まだデバッグしやすいので(苦笑).


そんなこんなで,今日も博多ラーメンを食べ,最終便に乗って帰投.

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そんなこんなで,都合2日間の東京出張もおしまい.

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