ネットワーク管理者の憂鬱な日常

とある組織でネットワーク管理に携わる管理者の憂鬱な日常を書いてみたりするブログ

自動車買取専門店のビジネスモデル


興味があったので調べてみた。
中古車買取専門店(や、中古車販売店)の利益構造は、おおよそ図のような形らしい。
ここでは、一般市場での販売価格が100万円の中古車を例に挙げる。

なお、文中および図中の金額はおおよその目安であり、正確な金額(および割合)を
表しているワケではないことをご了解頂きたい。
また、ここに掲載するビジネスモデルが正確であるという保障もできないことをご了解頂きたい。

まず、基準は全国各地で開かれるUSSやJUなど中古車オークションでの落札相場。
つまり、消費者が売却する中古車の市場価値はここで決定される。

これから約20万円(もしくは定率を掛けて算出された粗利)を引いた額が、
売り主(消費者)へ提示される買取額。
当然ながら買取専門店は、消費者から安く中古車を仕入れ、オークションにて高く売る
ことができれば、それだけ利ざやを稼ぐことができる。

現在、中古車販売店の仕入れの90%以上は、中古車オークションでの買い付けとのこと。
オークションで落札した価格に約30万(もしくは定率の粗利)を乗せた額が、
一般市場での中古車販売価格らしい。

なお、新車購入時の下取り車などは、買取専門店での買取価格からさらに10万円ほど
引いた額らしい。
ちなみに、新車販売店は下取り車を(場合により)系列の中古車販売店から業販で
買取専門店に売却することもあるそうだ。
そうなると、それだけで約10万の利ざやを稼ぐことができる。

もちろん、系列にオークション参加資格を持つ中古車販売店があれば、そちらから
オークションへ出品することもあるだろう。
そうすれば、さらに利ざやを稼ぐことが可能となる。

こう考えると自動車買取専門店は、仕入れた(消費者から買い取った)中古車を
短期間でオークションで捌いてしまえば、在庫を持ち続けるリスクを抱えることなく
利益を上げることができる。

また、中古車を購入する消費者は、売却した消費者が得た金額の倍以上の金額を
支払って、その中古車を取得することになる。
中古車価格と買取店での買取価格との差は、高級車やプレミアが付く人気車に
なるほど大きくなるそうだ。

我々一般消費者が中古車を取得する場合は、よほど程度のいいモノか、どうしても
欲しい一品以外は、細心の注意を払って購入に望む方がよさそうだ。

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