バルセロナ(スペイン)でOrangeのプリペイドSIMを購入してみた(2017年7月版)
出張でスペイン・バルセロナで滞在したのだが、現地通信手段確保のため購入したmovistarプリペイドSIMの残高がなくなったので、今度はOrangeで購入してみた、というお話。movistarのSIMをTop Up(チャージ)すれば?ってのはさておき。
ちなみに、movistarでの購入の顛末はこちらをどうぞ。
また、2016年にvodafoneで購入したときの顛末はこちら。
さて、日曜は閉まっていたOrangeストアも平日は開店していたので、こちらへ入店。
場所はこちら。
受付の方に「プリペイドSIMほしい」と聞くと、3GBで20.00EURと、12GBで35.00EURだ、と言われる。さすがに12GBも使い切れないので、3GB分使えるらしいプランを購入したいと伝えると、手続き担当者のデスクへ案内される。担当者も普通に英語を話してくれたので、難なくSIMを購入。
お支払いはカードで。20.00EUR。
パッケージから取り出したSIMカードはこんな感じ。言うまでもなく3-in-1タイプ。
裏面には電話番号とPIN(数字4桁)、PUK(数字8桁)が記載されていた。
ちなみに、SIMカードが納められていたパッケージ裏面には英語での案内があった。回線をアクティベーションした時か、最後にtop upした時から12ヶ月は回線が維持されるようだ。
そんなこんなで、入手したSIMをSony Xperia X Compact F5321に実装。当然SIMロックフリー。
電源を入れると(SIMの)PIN入力が求められる。なお、3回間違うとSIM自体がロックされるので慎重に。なお、3回間違えてもPUKコードを使ってロック解除は可能らしい。
端末が立ち上がるとSMSが着信。無事開通したようだ。
なお、movistarの時と同様に、OrangeもプリセットのAPNが設定された。ちなみに、OrangeのAPN(Access Point Name)設定情報はこんな感じ。
- APN : orangeworld
- ユーザー名 : orange
- パスワード : orange
なお、バンドもちゃんとLTEを掴んでいるようで何も問題なし。
残高(balance)確認のためのUSSDコードを実行してみる。コードは*111#。普通に電話する要領で*111#を発信すればよい。
帰ってきた結果がこちら。残高5.05EURって20ユーロ支払ったのだけど(苦笑)。こういうこともあるなら、最低額のプランで契約して、top upした方がいいのかも...。
それはさておき、さらに番号でコマンドを実行できるようだ。ちなみに選択肢はこんな感じの意味らしい。
- Detail balance
- Refill card
- Advance balance
- Call me
で、とりあえず仕事で使っている050plusも問題なく接続可能だった。
【2017年7月5日追記】
Orange.esでプリペイドSIMを購入したのは、実はGo Europeというヨーロッパ域内でのローミングを試すためでもあった。スペインに限らず、日本からの直行便がない国に行く場合は、ヒースロー、シャルルドゴール、スキポールなどを経由せねばならず、空港乗り継ぎ時のネット接続環境の確保に苦労してた事情もあった。空港のWi-FIも実は使い物にならない場合が多いし....。
で、Go Europeについて調べていたら、何やらこのローミングオプションは廃止されたとのこと。正確には、EU域内でのローミング料金が撤廃されたらしく。それも、Orangeに限った話ではなく、EU域内のキャリアで回線を調達すれば、基本的にローミング料金なしで、データ通信も含めたローミングが可能になったようだ。
詳しくは、こちらのサイトを参考にどうぞ。
ということで、乗り継ぎのためヒースローに到着。
着陸後、フライトモードを切ってしばらくすると、EEというキャリアの電波を掴んだ。どうやらOrange UKが絡んでいる携帯キャリアらしい。きちんとLTEバンドを掴んでいるようだ。
おもむろにデータローミングをONにすると、普通にデータ通信も可能になった。
ローミングなので、APN設定はもちろんOrangeのまま。
試しにUSSDコード「*111#」を発行してみたら、普通に残高も確認できた。
至れり尽くせりだなぁ(苦笑)。ただ、イギリスがEUを脱退した後、イギリスでのローミングがどうなるかは分からないけど。